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対人援助のお勉強ブログ

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2012年10月31日(水)
鳥取県 児童養護施設等基幹的職員研修
 2週間後、また鳥取県にやってきました。今回は、件が主催の児童施設のリーダー的な職員の研修。

 鳥取県は、県の職員さん自体、専門職採用で、福祉現場では事務職員さんはともかく、現業の仕事をされる職員さんは専門職です。

 もう7~8年前から、県の職員さんの研修をやらせていただいていますが、今回は、県が主催で、公立私立問わず、児童施設の職員研修でした。

 内容はスーパービジョン。3時間という短い時間でしたが、「スーパービジョンとは」という講義と、それを具体的にイメージするためにビデオを見ました。


2012年10月20日(土)
愛媛県社会福祉士会スーパーバイザー養成講座
 昨年10月に始まったスーパーバイザー養成講座が、最終回を迎えました。
 受講者のみなさん、1年間お付き合いをいただきありがとうございました。

 少数精鋭のみなさんでした。それぞれ職場での置かれている状況、役割など違いますが、スーパービジョンが身近なものになったのではないでしょうか・・・・

 講座が終わってしまいましたので、これからは、スーパービジョンを実践して報告書を提出するといった縛りがなくなります。
 しかし、1年間、縛りの中、スーパービジョンを意識しながら職場の方々にかかわって来られましたので、これからも意識はできるのではないかと思います。

 仕事上の職場の方々へのみなさんのかかわりは、すべてスーパービジョンだと考えてもいいと思います。それがたたえ、上司や同僚へのかかわりだったとしても、ピアスーパービジョンになるのです。

 職員同士の関係は、目的をもって意図的につくる関係。ですから仕事の関係なのです。その関係は、直接、利用者さんとの援助関係に影響を及ぼします。

 質の高い援助をするためには、まず職員同士の関係を質の高い関係にすること。

 今後のみなさんのご活躍を期待しています。



2012年10月16日(火)
鳥取県 認知症介護実践リーダー研修
 今日は、鳥取県の認知症介護実践リーダー研修でした。科目は、島根県と同じ「スーパービジョン」と「コーチング」。

 写真は、最後の「一日の振り返り」の一コマです。
①研修を通して感じたこと気づいたこと、②学んだことを具体的にどのように仕事に活かそうと思うか、この2点について振り返っていただきました。

 振り返りをすると、自分は感じなかったことや気づかなかったことを他の人たちが感じたり気づいたりしていることを発見することがあります。そうすると、何倍も勉強した気持ちになります。

 また、具体的にどのように仕事に活かそうと思うかを語るということは、決意表明を他のメンバーにすることになります。これは、集団決定法といって、実践率が、決意表明をしなかったときよりもはるかに高いのです。

 鳥取の皆様、ぜひ決意表明したことを実践していただきたいと思います。



2012年10月14日(日)
社会福祉法人楽慈会 指導職研修 
 今日は、社会福祉法人楽慈会の指導職研修をしてきました。
 テーマは、スーパービジョンですが、ここのところボク自身が特にこだわっている「ピアスーパービジョン」に力を入れました。
 そもそもスーパービジョンは、上司が部下に、先輩が後輩に、つまり上から下に対して行うものであったと認識しています。
 しかし、日本の福祉現場の現状を考えると、その形式が成り立たない。上司の方が経験が浅かったり、上司が全く対人援助の専門知識を持っていなかったり、経験は長いけれども、今の仕事の経験がほとんどなかったり・・・・
 また、社会福祉士の上司が看護師だったり、相談職の上司が事務職だったり・・・・
 こうした現状があって、必ずしもそもそものスーパービジョンが成り立たないのです。
 さらには、経験は多少長いものの、理論に裏付けされた専門知識と技術を持っているかという点では、先輩も後輩もさほど差がない・・・・といった現状もあります。
 そこで、組織やチームを仲間集団と捉え、仲間意識を持ってお互いに支え合い育て合う、そういったピアスーパービジョンを浸透させたいと思っています。
 楽慈会のみなさんも、仲間で支え合い、育て合うチームを作ってほしいと思います。指導職のみなさんはその仕掛け人です。



2012年10月12日(金)
三重県介護支援専門員資質向上研修 事例研究
 今日はボクの誕生日。52歳になりました。本を買ってくださった方にサインをして、日付を書いたら、「今日は誕生日だ・・・・」と思い出しました。

 さて、昨日と今日は、三重県で介護支援専門員さんの研修でした。
 事例検討会を3パターン。まず、ボクが司会をして金魚鉢方式で1つのモデルを提示しました。
 次に、1つの事例をグループに分かれて検討。最後には、グループごとに、それぞれの事例を検討していただきました。
 ボクは、4つの段階に分け、事例検討を進めることにしています。
 第1段階と第2段階は、当事者を理解するための情報を共有する時間。第3段階は、その情報をもとに当事者本人の気持ちや関係性について仮説を立てる時間。第4段階は、仮説をもとに今後の方向性を考える時間。

 仮説を立てることが、当事者を理解することにつながります。ただし、その仮説の根拠が大切。精度の高い仮説を立てるためには、多くの情報が必要です。多くの情報を集めるためには、アセスメント力が必要です。

 この研修では、どんな情報が必要なのか、受講者のみなさん、つかめたのではないでしょうか・・・・



2012年10月07日(日)
やお高齢者ケア研究会 スーパーバイザー養成講座 基礎編最終回
 3日間に渡る基礎編が修了しました。受講者のみなさん、お疲れさまでした。
 スーパービジョンの大切さ、奥深さを実感されたのではないかと思います。

 3日間で何度も繰り返しましたが、スーパービジョンにしろ対人援助にしろ、専門知識をもって専門技術を駆使して行うもの。3日間勉強したからといって、すぐに100点に近いような仕事ができるわけではありません。勉強して、訓練が必要になります。

 もちろん個人差はありますが、専門技術ですから、勉強して訓練すれば必ず身につきます。逆にいうと、勉強して訓練しないことには身につきません。

 これをきっかけに、研修で学んだことを日頃から意識して、仕事をしてみませんか?3ヶ月後には、必ず何らかの成果が現れると思います。

 12月から応用編が始まります。25名の方が参加されると聞いています。来年8月まで一緒に頑張りましょう!


2012年10月06日(土)
奈良県山添村 ホームヘルパー(2級)養成講座
 動機はさまざまですが、山添村では、今年、19名の方々がホームヘルパー2級の資格を得ようと頑張っておられます。
 制度が変わるので、これが最後のへルパー養成講座になるかもしれません。

 ボクは、今日、本講座3度目の講義をしてきました。「共感的理解と基本的態度の形成」という科目でした。

 最後に感想を一人ずつ言っていただきました。「奥が深い」「難しい」「私にできるかなあ」といった感想もあったものの、「日常生活に行かせることだ」「少しでも意識して専門的な技術を身につけたい」と、感じた方は多かったようです。

 対人援助の専門職としての態度や技術は、日常的にいくらでも練習できます。毎日、意識して練習してほしいものです。2~3日で身につけることは難しいですが、2~3か月意識して練習すると、必ず身につきます。

 期待しています。



2012年09月28日(金)
島根県 認知症介護実践リーダー研修
 島根県で認知症介護実践リーダーの研修をしました。テーマは「スーパービジョン」と「コーチング」。

 スーパービジョンとコーチングは、よく混同されますが、ボクは、いつも「コーチングの技術を活用してスーパービジョンをする」という理解のもと研修をしています。

 コーチングは、そもそも福祉分野で発達したものではありませんが、福祉分野でいう「面接技術」とよく似ています。相手の話を引き出す「開かれた質問」、気持ちや状況、また相手が話した内容を確認する「繰り返しや言い換え、要約」、気持ちに共感・受容する「感情の反映」などは、まさしくコーチングと共通する大切な技法だと思います。

 認知症介護については、系統だった研修システムがありますが、どんどん多くのリーダーを輩出し、後進の育成に努めていただけたらと思います。 


2012年09月23日(日)
相生市社会福祉事業団 職員研修
 今日は、兵庫県の相生市社会福祉事業団の職員研修でした。高齢者、障害者、児童の施設を経営されていますが、変則の勤務で一度に全員が出席するのは無理ということで、3回に分けて研修をしました。

 今日は3回目で、これで、ほとんどの正規職員が受講されたようです。

 同じ法人の職員が、みんな同じ講師の話を聞く。大切ですよね。同じことを共有できるんです。

 みなさんがボクの話を聞いてくださっているので、3回ともお願いしました。

 お互いに主張するのではなく、聴き合う習慣をつけてください!

 聴き合う習慣が身につけば、お互いに主張し合えます。相手は聴いてくれますから・・・・



2012年09月22日(土)
やお高齢者ケア研究会 スーパーバイザー養成講座
 今年度、やお高齢者ケア研究会主催で、スーパーバイザー養成講座を開催することになりました。

 基礎編3日間、応用編5日間、合わせて8日間の研修を丸一年かけて行います。

 今日は基礎編の2日目で、応用編への参加者は確定していませんが、多くの方が応用編に参加されることを期待しています。

 応用編は、毎回宿題を出しますので、研修日だけが研修ではなく、日々研修ということになります

 最後まで、一緒に取り組みたいものです。ボクも一緒に頑張ります。

 ボク自身、8日間一年かけてする研修は初めてで、一年後にはみなさんがどのように変貌を遂げられるか、たいへん楽しみにしています。また、責任の重大さを感じています。



2012年09月18日(火)
大和郡山市介護支援専門員研修会
 大和郡山市は頑張っています。

 地域包括支援センターから介護支援専門員の力量を高めたいと相談を受け、3回シリーズの研修をやりました。

 座卓なので、足や腰が痛くなった方もおられましたが、寺子屋風でなかなか風情がありました。

 3回の研修は、事例検討会を通して、対人援助の専門性を深めようというものです。事例検討会は、対人援助の総合的な勉強の場になりますね。
 日頃の業務が忙しく、ともすれば当事者の状況を「よいとか悪いとか」「自分が置かれている状況を理解してくれない」とか、こちらの都合で判断しがちになります。

 利用者本位の本当の意味を問いながらの研修でした。介護支援専門員は、孤独な職種なのだと思います。わかっていてもなかなかできない当事者理解。たとえ、ご自身の組織内での支え合いや育て合いが難しくとも、地域でまた組織を超えた仲間内で、当事者理解の訓練をしていただけたらと思います。 



2012年09月14日(金)
宝山寺福祉事業団主任研修
 9月13日と14日は、奈良県生駒市に拠点を置く、宝山寺福祉事業団の主任研修をしてきました。高齢者分野、児童分野を中心に幅広く福祉事業に取り組んでおられるたいへん大きな社会福祉法人です。

 主任研修には約40人の職員さんが参加されました。スーパービジョンについての研修でしたが、現在、新しい体系的な研修体制を築こうとされているところで、フォローアップ研修も今年度中に2回することになりました。
 中間的な立場、指導的な立場という板挟み的な状況には置かれていて、その立場特有のしんどさを感じておられることでしょう。また、スーパービジョンをするよりも受けたいという心境の方も多いように感じました。

 スーパーバイザーにもスーパーバイザーが必要ですし、受講された方々が仕掛け人となって、ピアスーパービジョン体制を築いてくださることを願っています。


2012年09月12日(水)
熊本県スーパーバイザー養成研修
 熊本県でスーパーバイザー養成研修を担当させていただいて、なんと12年目(たぶん・・・・)になります。懲りずによく雇っていただいたものです。研修の修了者は、600人を超えているのではないかと思います・・・・

 今年度も、9月11日、12日と前期の研修をしました。この2日間で、基本的なことを勉強し、2月、後期の研修に向けて、各職場でスーパービジョンを実践します。そして、2月には、実践報告書を提出し、実践報告・情報交換会をすることになっています。

 毎年、熊本にやってきて思うこと。12年も同じ研修で同じところにやってくると、ボクの居場所を感じるんですね。故郷のようにホッとします。

 熊本弁にもかなり慣れてきました。とはいうものの、まだ「ん??」と、キョトンとすることもありますが・・・・

 歴代担当職員の方々が、次々とボクの顔を見に来てくださいます。これもいろいろな思い出が蘇り、楽しくもあり嬉しいものです。

 ボクに居場所を感じさせてくださる熊本の方々に感謝しつつ、受講される方々にとって実りのある研修になるように全力を尽くしたいと思います。 


2012年09月08日(土)
大阪介護支援専門員協会 堺市中区支部の自主勉強会
 昨年度は、支部が主催する研修の講師を3回に渡り、やらせていただきました。
 熱心な方が多く、今年度は、幹部の方の働きかけで、2~3ヶ月に1回自主勉強会をすることになりました。

 写真は、初日の模様です。

 初日は、昨年度の研修に参加されていなかった方もおられたので、ボクが講義をしました。
 次回からは、順番に事例を提供し、事例検討会を通して、対人援助の勉強をすることになっています。

 「いつまでやるのですか?」と尋ねると、終わりは決めていないということでした。細く長く続くといいですね。

 応援しています。



2012年09月05日(水)

広島県スーパーバイザー養成研修2日目
 今日は2日目でした。朝から、講義をし、昼からは、グループで実際にスーパービジョンをやっていただきました。

 写真は、事例提供者を決めるためにじゃんけんをしているところです。ずいぶん楽しそうです(^^)

 実際にスーパービジョンをやってみて、一人では思いつくことができないことを他のメンバーが教えてくれた。
 事例は、困っていることや悩んでいることですが、また職場に帰って、その困難と向き合う元気がもらえたようです。

 グループは、高齢分野、障害分野、児童分野などいろいろな属性の人が混ざっています。いろいろな分野の人が混ざると、職場では出てこないような発想が出てくることがよくあります。ボクの研修では、必ず、いろいろな属性の人を混ぜてグループを作るようにしています。

 研修の3日目は、11月です。宿題も出しました。実際に職場でスーパービジョンをやってみて、その報告書を事前に提出するというものです。
 うまくいったことだけではなく、うまくいかなかったことを報告して、他のメンバーに相談を持ちかける・・・・そんなこともいいかなあと思っています。


2012年09月04日(火)
広島県スーパーバイザー養成研修初日
 お勉強ブログ、またもやサボってしまいましたが、再開します。

 反省を込めて写真付き!

 今日は、広島県社会福祉協議会主催のスーパーバイザー養成研修。今年度、初めてボクが担当することになりました。今日は初日、来年の2月まで5回に渡って行われます。
 この研修の大きな特徴は、研修の場で、受講者たちにスーパービジョンを体験してもらい、それを職場に持ち帰って実践してもらう。次の研修日には、実践した報告をしてもらい、それに対して他のメンバーからスーパービジョンを受ける・・・・それを繰り返そうとするものです。いわば、実践とスーパービジョンの繰り返し。そうして、スーパービジョンができるようになってほしいと思っています。
 今日は、初日ということで緊張のスタートとなりましたが、最後は和やかに終わりました。
 明日の2日目が、楽しみです。


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