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著書・論文・雑誌の記事など

 ここでは、ボクが書いたものなどで、対人援助職に就くあなたに、ぜひ読んでほしい、見てほしいと思うものを紹介しています。

                                        研究業績一覧

単位民児協会長のための情報誌 『View』No,221 2021年9月 全国民生委員児童委員連合会

対人援助におけるストレス因子とリスク

 民生委員・児童委員の活動には感情労働という側面があることを認識し、日頃から予防や対処をすることで燃え尽きを未然に防ぐことや軽減することができます。
 本稿では、対人援助活動のストレス因子や燃え尽きの兆候、またそれらを克服し気持ちよく活動するための方策を解説しています。
 



『人権のひろば』No,138 2021年3月 公益財団法人 人権擁護協力会

プロの技に学ぶ”相談技法”
2019年8月23日、法務省にて開催された「人権擁護委員指導者養成研修」の講演録。

 人権擁護委員さんも対人援助活動をされているボランティアです。プロとアマチュアの区別は厳密にはできませんが、プロの「話を聴く技法」や「相手と接する態度」を学習することで、少しでも活動のお役に立てていただければと思います。


『訪問活動・相談活動の基本 民生員・児童委員のための相談技法研修用ビデオ』2019.9 全国民生委員児童委員連合会

 民生委員児童委員さんたちの研修用につくったビデオです。定例会や特に新任の委員さんの研修会等で活用することができます。
 講師がいなくても研修会として学習できるように、途中でビデオを止め、グループで話し合いをした上、再生すると解説が流れます。
 手引き書もありますので、連合会ホームページ等からダウンロードしてください。

 もちろん、訪問や相談を仕事として取り組む、介護支援専門員、訪問介護員、地域で活動するボランティアさんの学習にも役に立つ思います。


『マンガで学ぶ 対人援助職の仕事 ~在宅介護と介護予防をめぐる人々の物語』2019.4 創元社

  高齢者の介護に携わる対人援助の専門職が、専門職仲間や地域住民と支えあい成長する姿を描き出しています。
 ケアプランセンターの介護支援専門員、地域包括支援センターの社会福祉士、保健師、主任介護支援専門員、特別養護老人ホームの介護職、地域の自治会長、民生委員、そして、個別の事情を抱えた利用者とその家族など、さまざまな職種と人物が登場するオリジナル・ストーリーのマンガと要点解説によって、専門技術のスキルアップをめざします。


『保育の友』第67巻第4号 2019.4 全国社会福祉協議会

「コミュニケーションを大切にする職場づくり」

  資格をとり、意気揚々と保育現場に踏み出した新人ですが、当面は子どもや保護者、先輩や上司との人間関係が思うようにいかず悩むことが多い時期でもあります。
 保育は、子どもや保護者の暮らしを支える対人援助の仕事。本稿では、新人が育ち、援助関係と呼ばれる専門的な人間関係を築くための、職員間のコミュニケーションや職場の体制について考えています。


『ふれあいケア』第23巻第10号 2017.10 全国社会福祉協議会

「介護職員の力量を高める職場研修の効果的なすすめ方 利用者の『こえ』を聴き、今を生きる『ちから』を引き出す」

  さまざまな事情により自分の思いを十分周囲の人たちに伝えることができないがゆえに大きな戸惑いに襲われ、日々を暮らす利用者は少なくありません。暮らしや人生を支える介護職員には、援助者として、このような利用者の「こえ」を聴き、今を生きようとする「ちから」を引き出す力量が求められます。
 本稿では、介護職員が援助者としての力量を高めることができる、職場研修の効果的なすすめ方について考えています。


『日常場面で実践する 対人援助スーパービジョン』
2015.8.10 創元社

  スーパービジョンがなかなか浸透しない背景には、「スーパービジョンは敷居の高いもの」といった認識があるのではないでしょうか・・・・
 本書は、高度な技術で特別な機会に行うものではなく、対人援助職であれば誰でも日常的に使っている技術で、しかも日常場面で実践することができるスーパービジョンを紹介しています。
 スーパービジョンは、人材の育成や人材の活用をめざすものであり、すべての対人援助職場で行われているはずです。少しでも点数の高いスーパービジョンを実践することができるようになるために、本書で学習していただければ幸いです。


『保育の友』 第63巻第10号 2015.8  全国社会福祉協議会

特集 保育者のメンタルヘルス 「保育者の燃え尽きを防ぐ ~仲間意識を醸成する~」

  保育は、無意識のうちに、子どもや保護者、ほかの保育士との間に、よくも悪くも深い情緒交流起こり、ストレスを感じやすい仕事なのです。本稿では、保育者が、具体的にどのような場面でどのようなストレスを感じるのか、そして保育者同士が仲間意識をもって支え合い育て合うという観点から、ストレスをどのように乗り切り、燃え尽きを防ぐのかについて考えています。


『保育士会だより』 No,260~265  2014.5~2015.3  全国社会福祉協議会 全国保育士会

連載 保育士の心と身体の健康のために ~保育士同士の支え合い~(全6回)

  保育では、無意識のうちに、子どもや保護者、ほかの保育士との間に奥深い情緒交流が起こり、子育て観、人生観などの価値観が衝突します。ですから保育は、心が疲れやすい仕事だといえます。本連載では、保育士の心の疲れを軽くし、質の高い保育をするために、組織やチームとしての取り組みや保育士同士の仲間意識をどのように高めていくのかについて紹介しています。


『ふれあいケア』第20巻第5号~第21巻第4号 2014.5~2015.4 全国社会福祉協議会

連載 誌上ロールプレイング
「職場のあなたの物語PartⅣ」

  今回のテーマは「スーパービジョン」。スーパービジョンが必要だと、ずいぶん前から言われていますが、なかなか浸透しません。本連載では、現実的で日常的に実践可能なスーパービジョンをどのように浸透定着させていくのかについて、物語が展開します。100点満点のスーパービジョンをめざすのではなく、今やっていることがスーパービジョンだと意識することからスタートすればいいのです。


「座談会 コミュニケーションを豊かにし、チームワークを高める工夫」『ふれあいケア』第20巻第1号  2014.1 全国社会福祉協議会

 福祉現場には、独特のコミュニケーションの取りづらさ、チームワークの取りづらさがあると思います。変則勤務で3日間ほど同僚の顔を見ない。複数の専門職が一緒に仕事をしているために遠慮がある・・・
 こうした現状の中で、どのような工夫をしているか、座談会をしました。すばらしい工夫や実践をされている現場のリーダー的な方々3人が、意見交換をしました。たいへん参考になると思います。ボクは司会です。


「グループを活用したピアスーパービジョン」『生活と福祉』第690号 2013.9 全国社会福祉協議会

 7月12日に行われた、厚生労働省主催「生活保護担当ケースワーカー全国研修会」で講演をした際の講演録。
 講演録とはいっても、演習をやったプロセスが書いてあります。「ピア」とは同僚や仲間という意味。スーパービジョンは、必ずしも上司や先輩から受けるものではなく、仲間同士でも実践することができます。対等な関係の同僚と、時には上司や先輩との間でも仲間意識をもって行います。そのプロセスが書いてあるので、ぜひ参考にしてください。


『ふれあいケア』第19巻第5号~第20巻第4号 2013.5~2014.4 全国社会福祉協議会

連載 誌上ロールプレイング
「職場のあなたの物語PartⅢ」

 3年連続の連載となりました。今回のテーマは、「地域に根ざした施設づくり」。「地域に根ざす」には深い意味があります。もちろん、地域に開かれた施設、地域に貢献する施設という意味もありますが、施設を利用するお年寄りの「心の故郷を大切にする」という意味も含まれています。N園では、一人ひとりの心の故郷を大切にするさまざまな取り組みが行われています。


「特集 組織の新たな一員として新人保育士を育成する ~保育者集団の成長をめざして~」『ぜんほきょう』No.240 2013.4 全国保育協議会

 『ぜんほきょう』は、全国の認可保育所で組織する全国保育協議会の会報です。ご依頼を受けて寄稿しました。
 新年度が始まり、新人保育士が入職してきました。保育を志したのに、やりがいも楽しさも奥深さも感じることなく燃え尽きてしまう。そんな事態を何とか防ぎたい。新人のみならず、先輩や上司たちも気持ちよく仕事をしていくために、組織としてチームとして、お互いに支え合い育て合う、そんな方策を示しています。


『物語で学ぶ 対人援助職場の人間関係 ~自己覚知から成長へ』2012.11.20 創元社

 対人援助職場の職員同士が、「聴くこと」と「自己覚知」をキーワードに、良好な人間関係を築きます。また、個々の職員の成長、さらには、職場集団の成長を図ります。
 本書は、スーパーバイザー養成研修を受講している小柴礼子主任を中心とした10話の物語仕立てで、研修講師を務めるK大学草加慎二准教授が解説をしています。
 ボクが、今、最も対人援助の現場の方々に伝えたいことを、興味深く読んでいただけるように仕上げました。


「ケースワーカーのセルフケアと利用者本位の面接」『生活と福祉』第678号 2012.9 全国社会福祉協議会

 6月22日に行われた、厚生労働省主催「生活保護担当ケースワーカー全国研修会」で講演をした際の講演録。
 制度上専門性が担保されていないにもかかわらず、ずいぶん高度なかかわりが要求される生活保護担当のケースワーカー。少しでもストレスを軽減し、利用者本位の面接ができることを願っています。


『ふれあいケア』 第18巻第5号~第19巻第4号 2012.5~2013.4  全国社会福祉協議会

連載 誌上ロールプレイング
「職場のあなたの物語PartⅡ」

 介護職場での人間関係のトラブル解決だけではなく、職場集団を「仲間集団」としていかに成長させていくのか、個々の職員あるいは、組織やチームの専門性をいかに高めていくのか、その方策について、「集団の不思議な力の活用」をキーワードに、物語を連載しています。


『続・対人援助職の燃え尽きを防ぐ 発展編 ~仲間で支え、高め合うために』 2011.10 創元社

 対人援助職は、組織やチームで仕事をしています。そのメンバーが「仲間意識」をもち、同じ方向を見て仕事をすることができればどんなに気持ちよく仕事ができるでしょうか。
 本書では、組織やチームが、集団として自ずと抱える課題を克服し、メンバーが仲間として支え高め合うことで、燃え尽きを防ぐことを模索しています。


『ふれあいケア』 第17巻第5号~第18巻第4号 2011.5~2012.4  全国社会福祉協議会

連載 誌上ロールプレイング
「職場のあなたの物語 ~職場の人間関係で疲れていませんか?」

 介護職場でのさまざまな人間関係のトラブル事例を取り上げ、その解決方法について考えていきます。その際のキーワードは「自己覚知」。他の職員とのお互いに相容れない違いから、お互いに不満が生じます。しかし、自分や相手の背景を知ることによって、次第にお互い穏やかになることができます。


『対人援助職の燃え尽きを防ぐ 個人・組織の専門性を高めるために』 2010.9 創元社

 対人援助職は、ストレスを溜め込み、燃え尽きやすいといわれています。それは、専門性を身につけることによってかなりの部分を防ぐことができます。しかし、あなたが個人で身につける専門性には限界があります。それを補うのが仲間や上司の助け。いわば組織として専門性を発揮することだといえます。本書では、過度なストレスや燃え尽きを防ぐために、具体的な事例から、対人援助の基本に立ち返り、「個人の専門性」、「組織の専門性」を向上させることを追究しています。


『ふれあいケア』 第16巻 第4号 「特集 実践!スーパービジョン」 2010.4 全国社会福祉協議会
スーパービジョンを理解しよう」
 
対人援助職を支え育てるスーパービジョンについて説明しています。スーパービジョン関係が、援助関係に大きな影響を及ぼすため、いかにスーパービジョン関係をよいものにするかが鍵を握ります。
「実践Q&A

 
現場で起こりがちなスーパービジョンに関する疑問や質問に具体的に答えたものです。

『With you』 2008.3 奈良県福祉人材センター

「福祉人材の次代を考える」


 ボクが奈良県社会福祉士会会長だったときに、奈良県福祉人材センターにインタビューを受けた記事です。社会福祉士の職域が、福祉関連施設、医療施設、教育、司法、労働といった分野にどんどん広がっていますが、多様な職場で、高い専門性を発揮するためには何が必要なのかについて語っています。


『介護支援専門員』 第9巻 第5号 2007.9 メディカルレビュー社

「ケアマネジャーのストレスマネジメント -スーパービジョンを中心に-」


 ケアマネジャーのストレスを、主に利用者との援助関係や組織、チーム内の人間関係から概観し、スーパービジョンによるストレスマネジメントについて考えています。管理者も最前線の職員も限界の中で最善を尽くす方策を、顔をつきあわせて相談できる体制を、組織として構築することが重要です。

『訪問介護サービス』 第4巻 第5号 2007.7 日総研出版

「サービス提供責任者に求められる面接技術」

 サービス提供責任者がモニタリングの際に活用する面接技術について紹介しています。それは、利用者の心身の状態を把握するためだけではなく、サービスの適否や新たなニーズを適切に把握するためのものでもあります。ただし、面接技術は、小手先のテクニックではなく、援助の態度や姿勢とともに活かされる技術といえます。

『地方公務員 安全と健康フォーラム』 第63号 2007.4 財団法人地方公務員安全衛生推進協会

「援助者に寄り添い、成長を促す」


 ボクが、地方公務員安全衛生推進協会にインタビューを受けた記事です。援助者が燃え尽きることを防ぎ、質の高い援助をすることができるように、援助者を支え高めるスーパービジョンが必要であることを整理しています。

『対人援助のスーパービジョン よりよい援助関係を築くために』 2005.9 中央法規出版

 対人援助におけるスーパービジョンの必要性、構成要素、機能、形態、方法、課題などを示しています。しかし、単に示すのではなく、スーパービジョンの実践に必要な周辺領域の理論を含め、在宅の利用者を中心とした具体的な事例を通して、読者自らの体験を思い起こすような問いかけをしています。そして、スーパービジョンを実践するための基礎理論や実践の方法を体得できるように展開しています。

ビデオ 『実践!スーパービジョン』 2003.4 中央法規出版

第2巻 「職員の気づきをサポートする」


 経験の浅い対人援助職の方々が、「なぜスーパービジョンが必要なのか」を学ぶために作ったものです。しかし、結果として、スーパービジョンの担い手である中間的な立場の方々も、「どのようにスーパービジョンを展開すればよいのか」を学ぶことができますし、管理者の方々が、「組織として取り組まなければならない」必要性も学ぶことができます。

『ホームヘルパー養成研修 講師用マニュアル』 2002.12 創元社

 ホームヘルパー養成研修の講師のために書いたものですが、ぜひとも対人援助職のあなたにも読んでいただきたいと思います。援助者としての基本的な態度について、理論的に説明しています。それは、対人援助の基本になるのです。理論は、専門職の共通の言語。言語をもつことができれば、いろいろな人に自分の仕事を説明することができますし、専門職として自信を深めることもできます。

『ワーカーを育てるスーパービジョン よい援助関係をめざすワーカートレーニング』 2000.6 中央法規出版

 スーパービジョンの実践に必要な基礎理論、実践の具体的な方法をわかりやすく解説しています。また同時に、具体的な施設の事例をふんだんに盛り込み、現場の課題をスーパービジョンという観点から見ることができるようになっています。ですから、本書を読むことによって、読者自身がスーパービジョンを受けることができます。

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