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対人援助のお勉強ブログ 2013年7月~12月

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2013年12月18日(水)
京都府 主任介護支援専門員フォローアップ研修
 京都では、主任介護支援専門員研修の「対人援助者監督指導(スーパービジョン)」に関しては、ボクではない先生が講師を務めておられます。

 それで、フォローアップ研修は、ボクにご依頼をいただきました。

 同じ科目で違う講師の研修を受けるのはいいですね。同じスーパービジョンでも目の付け所が違います。

 ある講師は、組織として取り組み人材活用をすることに重きをおかれますし、ある講師は、支えるということに重きをおかれます。

 ボクは、特に介護支援専門員さんの場合は、組織的に取り組むことが難しい現状がありますので、自分の裁量でできるスーパービジョン、仲間意識をもって行うピアスーパービジョンを薦めています。 



2013年12月13日(金)
奈良県 新人職員サポートセミナー
 今年上半期、福祉関係の施設や機関に就職された方々のサポートセミナーをしてきました。

 初めて福祉現場に就職された方が多かったようです。
 当然戸惑うでしょうね。やればやるほど奥深さを感じるのではないでしょうか・・・・・・

 人の暮らしを支える仕事ですから、人の人生に寄り添う仕事ですから、奥深さを感じて当たり前なのです。

 写真は、利用者さんの話を聴く練習、ロールプレイをしたあと、ボクがインタビューをしているところです。みなさん熱心に取り組まれていました。

 研修の最後に決意表明をしましたが、これからまだまだ壁にぶち当たると思います。仲間とともに乗り切ってほしいものです。 



2013年12月09日(日)
認知症介護指導者養成研修in仙台
 もう何度目でしょうか・・・・仙台行きはずいぶん慣れてきました。

 何年も続けて講師として招いていただけること、本当にありがたいものです。講師冥利に尽きます。認知症介護研究・研修仙台センターの皆さまには大変感謝しております。

 今年度は、これで終わりですが、ボク自身、居場所を感じる仙台に、これからも行けたらいいなあと思っています。

 写真は、仙台駅のクリスマスイルミネーション。あまりにも可愛くて、思わず写真におさめました。

 光のページェントも見ましたよ。それはそれは豪快でした。道の真ん中(センターライン)が遊歩道になっているのですね。ビックリです。



2013年11月30日(土)
今年もきれいな富士山を見ることができました
 全国社会福祉協議会の研修施設、通称「ロフォス湘南」は、自然が豊かで、5分ほど歩けば、写真のような湘南海岸や富士山も臨むことができる展望台にも行くことができます。

 毎年数回、ロフォス湘南にはお邪魔しますが、朝起きて、まず富士山が見えているかを確認するのが日課になりました。

 写真のような富士山が見えていたら、急いで着替え、朝食の前に散歩します。なかなか気持ちのいいものです。

 この景色には、2~3年に1回しか出会うことはできませんが、「また出会いたいなあ」と楽しみを与えてくれます。



2013年11月29日(金)
神奈川県 主任保育士対象研修
 主任保育士さんが中心に集まり、燃え尽きを防ぐ職場づくりについて研修をしました。

 保育もたいへん燃え尽きやすい仕事だといえます。若い保育士たちが、夢半ばにして燃え尽きていく・・・こうした状況が決して少ないわけではありません。

 主任保育士さんのようなリーダー的な保育士さんは、ずいぶん苦慮されているのではないでしょうか・・・

 この研修は、組織としての取り組みとして、保育士同士の関係をよいものにし、少しでも燃え尽きを防ごうではないかという観点で講義と演習を行いました。

 どんな仕事でもそうかもしれませんが、職員同士(社員同士)の関係がよく、本来の仕事でつらいことがあっても、仲間が助けてくれる、話を聴いてくれる、そんな職場であれば仕事が続けられますよね。

 保育現場もそうなってほしいのです。
 



2013年11月27日(水)
山口県 スーパーバイザー養成研修応用編3日目
 今年度の山口県でのスーパーバイザー養成研修は受講者が15名。

 基礎編の2日間から、まだ一人の欠席者もありません。全体的に大人しいのですが、次第に慣れてきたのか、研修で安心感を見いだしたのか、積極的な発言が見られるようになりました。

 今回は、事例検討会におけるスーパービジョン。当事者理解を深めるためには、どのように検討会を進めたらいいのか・・・

 もちろんスーパーバイザーには、適切な助言が求められますが、研修では、適切な助言をしようとするより、、メンバーが当事者理解を深めることができるようにうまく話を引き出すかなどといった、事例検討会の進行や司会に重きを置きました。

 コツはつかめましたでしょうか・・・



2013年11月21日(木)
三重県介護支援専門員更新研修(施設)
 今回は、施設の介護支援専門員さんの研修。

 20人ほどの少ない研修でした。やはりテーマは事例研究。

 写真は、1つの事例を3つのグループで検討しているところ。

 当事者の気持ちや置かれている状況について仮説を立てること、仮説を踏まえて今後どのようにかかわったらいいかを検討することについては、グループごとに検討し、発表していただきます。

 事例提供者やボクはグループには入りません。

 実は、このやり方が一番難しいのです。スーパーバイザーであるボクや事例提供者がいないところで検討しますので、事例提供者の意に沿わない意見も出てくる可能性があるのです。

 ボク自身ずいぶん神経を使います。



2013年11月15日(金)
三重県介護支援専門員更新研修(居宅)
 今回は、居宅の介護支援専門員さんの研修でした。

 テーマは事例研究。

 さすが居宅の介護支援専門員さんがあ120名も集まれば、それはそれは賑やかです。

 日頃から、いろいろな専門職や利用者家族ともやりとりがあり、他者との付き合いが活発な様子がうかがえます。

 事例研究(事例検討会)は、今何を検討すべき段階なのかということからブレないことが大きなポイント。

 ブレてしまい、修正ができないと、みんなが何を検討すべきかわからなくなり、事例検討会そのものが混乱してしまいます。

 ブレないコツを掴んでいただければなあと思います。



2013年11月11日(月)
アクティブライフ中町倶楽部・きらり合同研修その①
 2つの事業所の合同研修です。今回、3回シリーズですることになりました。

 今日は一回目。

 公民館の和室を借りて寺子屋風です。

仕事が終わってからの夜の研修でしたが、皆さんの意欲、やる気をとても感じました。そんな姿を見ていたら、何とか着たいに答えたいと思ってしまいます。

 一回目は、対人援助の基本的なことを勉強しました。こうやって、同じ職場の方が同じ講師の話を聞いて共有するって大切ですよね。共通の話題ができますので、研修で学んだことを日頃から話題として出していただければと思います。

 また、2つの事業所が合同ですので、ちょっとした競争意識も湧いてくればいいなあと思っています。



2013年11月08日(金)
島根県社会福祉事業団リーダー研修
 標記研修の後期です。

 7月に2日間研修をし、スーパービジョンを実践する宿題を出しました。

 今回は、その実践報告書をもとに受講者同士でピアスーパービジョンをしました。

 実践報告書をボクもじっくり読ませていただきましたが、さすがだと思わざるを得ませんでした。

 苦労の跡は見えましたが、ご自身の立場でできることを精一杯されていました。

 今後も継続して研修を積み重ね、理論的に部下や後輩たちに話ができるようになれば、また、話を聴けるようになれば、さらによいと思いました。



2013年11月07日(木)
出雲大社
 桜並木のあとは一路出雲市へ・・・・・・

 島根県社会福祉事業団のリーダー研修に先駆けて、出雲市の熱~い福祉関係若手の人たちの会合に参加してきました。

 熱気はムンムン。

 写真は、会合の前に連れて行っていただいた出雲大社。実に30年ぶりです。

 今年は、伊勢神宮と同じく遷宮で・・・・・・

 遷宮というと、伊勢神宮と同じように社を建て直すのかと思っていましたが、出雲大社は、屋根を葺き替えるだけなのですね。

 工事中、ご神体である大国主大神は、いったん別の社に移されるので、やはり遷宮なのですね。 



2013年11月07日(木)
桜並木の紅葉
 奈良西の京、自宅近くの自転車道です。

 写真の左奥は薬師寺。

 春は見事な桜並木ですが、秋も色づくとなかなかみごとなものです。

 週の内半分くらいは、この桜並木を歩き、最寄りの西の京駅に行きます。

 もう何回この桜の下を歩いたかわかりませんが、とても好きな道です。

 どうぞおいでください。



2013年11月04日(月)
三重県介護支援専門員更新研修(施設)
 一昨年から、三重県の介護支援専門員更新研修で、「事例研究」を担当しています。

 今回は、施設の介護支援専門員さんが対象でした。8人と少数で、かなり密度の濃い研修でした。

 2日間で3回事例検討をします。

 初日の朝に事例検討会をするに当たり、対人援助尾大切なこと、「暮らしを支える視点」「援助の態度」「当事者を理解するための知識」「事例検討会の進め方」などの講義をし、1回目は、ボクが進めます。

 2回目は、部分的に受講者に任せます。

 3回目はすべて受講者に任せます。

 今回は人数が少なかったので、1グループしかできず、受講者に任せてもボクが進行状況を把握することができました。

 受講者の皆さんはいかがでしたでしょうか?



2013年10月30日(水)
瀬戸大橋から眺める夕日
 香川県高松からの帰りのマリンライナー。

 瀬戸大橋から眺める夕日は本当にきれいでした。

 感動とともに、少々寂しくもなりました。瀬戸大橋ができたことによって高松が坂出が、そして四国が、本州の人間にとって身近な存在になりました。

 四国の人間にとっても本州は身近なものになりました。

 でも・・・・・・詳しくは何も知りませんが、余儀なく廃業に追い込まれた船舶関係者、漁業関係者などがおられるのではないかと思ってしまいました。

 そして、人工の壮大な橋の美しさは新しい観光スポットとなりましたが、美しい自然が犠牲になったのではないか・・・・・・

 こんなことを考えてしまうのはボクの癖のようです。



2013年10月30日(水)
香川県 中堅職員向け スーパービジョンに関する研修
 私自身、初めて香川県で、スーパービジョンに関する研修をしました。

 中堅職員というのは、立場的に微妙です。チームをとりまとめる役割にある方もいらっしゃるでしょうが、何の権限もなく、役職にも就いていない・・・・・・どちらかというと、そのような方の方が多いのではないでしょうか。

ですから、中堅職員の方には、ピアスーパービジョンを実践する。もしくは、チームや組織の方々がピアスーパービジョンができるように、率先して取り組む。

 中堅職員の方々には、そのような実践を期待しています。
 



2013年10月28日(月)
大分県保育連合会 主任保育士研修会
 きれいな景色を堪能したあとは、主任保育士の研修会。

 テーマは、「対人援助におけるコミュニケーション」

 対人援助、つまり人を支援するにあたってのコミュニケーションというと、専門性を伴います。

 保育士さんたちは、そもそも『対人援助』の研修は、あまり受けないのでしょう。『対人援助』という言葉自体が浸透していないような気がします。

 対人援助なのですよ。保育所は、単に子どもを預かるところではありません。子育てを支援するところ。子どもも含めて、家庭を支援するところ。

 そう思います。

 『対人援助』を意識したコミュニケーションが高まればと思います。



2013年10月28日(月)
さて、これはどこでしょう・・・・・・?
 別府湾ロイヤルホテル。

 ホテルの玄関を出たところのプール。写真には写っていませんが、すぐ右には教会があります。結婚式を挙げるのでしょう。

 いいお天気でした。プールの向こうの別府湾、写真ではよくわかりませんが、美しい湾です。

 夢と希望で満たされた若いカップルたちが、将来を語り合っているような雰囲気がありました。



2013年10月24日(木)
広島県 スーパーバイザー養成研修3日目
 広島県のスーパーバイザー養成研修は3日目を迎えました。

 9月に、初日と2日目を終え、スーパービジョンを実践してみるという宿題を与えました。

 報告書の提出を義務づけましたが、受講者のみなさんは、さすがに悪戦苦闘されながらも、実践を試みてくださいました。

 なかなか思うようにはいきませんが、思うようにいかないために、頭を打つこと自体、研修の成果の表れだと思います。

 それだけ、課題に気づくようになったのですから、それでいいのです。



2013年10月18日(金)
三重県紀南地域介護支援専門員研修
 今回が2回目の事例検討会でした。

 1回目は、いわゆる金魚鉢方式で、ボクが司会で、10人ほどで事例検討を行い、残りの人には、周囲で客観的に観察をしていただきました。

 今回は、事例の紹介と事例を明確にするための質疑応答は全体でしましたが、当事者理解のために事例を深めるところは、グループに分かれて行いました。

 収集した情報を根拠に、当事者はどのような気持ちなのか、あるいは、どのような関係性なのかについて、仮説を立てるわけですが、これがなかなか難しいのですね。

 日頃の癖か、介護支援専門員の目から客観的に、あるいは、介護支援専門員の側から見てしまうのでしょう。なかなか、純粋に当事者の側に立って、気持ちを考えてみることができません。

 参加された方はどうだったかな・・・・?



2013年09月28日(土)
スーパーバイザー養成講座in大阪 初日
 初めてボク自身が主催で、スーパーバイザー養成講座を開きました。

 5回シリーズの初日です。

 事務局は、オフィス・オルタナティブという会社ですが、代表は、かつてボクの研修を受けた方で、快く引き受けてくださいました。

 基礎編が2日、応用編が3日、あわせて5日のシリーズで、基礎編では、定員30人と設定していたところ、40人を超える申し込みがありました。

 遠くは徳島から4名、和歌山の御坊市から1名、滋賀県からも3名の申し込みをいただきました。

 初めてで手探りの研修ですが、多くの方にスーパービジョンを理解していただき、後進の育成や、仲間での支え合い育て合いを実践していただきたいと思っています。



2013年09月26日(木)
大阪市淀川区事例検討会
 大阪市淀川区では、地域包括支援センター主催で、地域の介護支援専門員さんとともに、定例で対人援助についての勉強会をしています。

 実際の事例を検討することは、総合的な対人援助の勉強の機会になります。

 利用者さんに寄り添い、受容するかかわりなど、頭ではわかっているつもりが、気づかないうちに正反対のかかわりになっていた。

 よくあることです。

 人が集まり、利用者本位のかかわりを導き出すためのルールにのっとり、事例検討を進めていくと、そのことに気づきます。

 淀川区では、包括の職員さんと介護支援専門員さんが合同で勉強を重ねていますが、確実に地域力を高める原動力となることでしょう。
 



2013年09月22日(日)
北海道大学ポプラ並木
 北海道大学の前身・札幌農学校の初代教頭は「ボーイズ・ビー・アンビシャス」の名言を残したクラーク博士。古河講堂のそばに、北海道大学の精神のシンボルとしてクラーク博士の胸像が設置されています。

 迷ったのですが、写真はポプラ並木。理学部・総合博物館の西側、農場内にあります。

 歴史があるだけに老木が多く、倒木の危険性があるとのことで通り抜けはできませんでした。

 少しがっかりもしたのですが、「これが北大のポプラ並木か」と思うだけでかなり満足でした。



2013年09月21日(土)
北海道開拓の村
 学会にかこつけて、北海道開拓の村に行ってきました。

 新札幌駅からバスで15分、札幌市郊外にあります。明治から昭和初期にかけて建てられた北海道各地の建造物が、54.2ヘクタールの広大な土地に再現されています。

 明治初期、1万人足らずの人口だったのが、現在では、札幌市だけでも190万人。多くの人たちが夢と希望をもって北海道を開拓し、徐々に住み着いたのでしょう。

 ちょうど、「秋のふるさとまつり」が行われていました。かつて農村地域で行われていた秋祭りを再現したものだそうです。蕎麦の試食、子ども相撲、大道芸など。特に、がまのあぶら売り、バナナのたたき売り、黄金バットの紙芝居など大道芸は印象的でしたね。

 蚕の繭から意図を紡ぐ作業も見学しました。恥ずかしながら初めて見る作業に驚き。1つの繭から1300メートルの糸が紡げるそうです。

 そうしたイベントなどはともかく、北海道開拓の並々ならぬ苦労を垣間見ることができました。

 しかし、1つ疑問が残ったままです。アイヌの人たちは、今どうされているのか・・・・展示物を一つひとつ丁寧に見る癖のせいもあって、時間切れでわからずじまい・・・・ 



2013年09月18日(水)
大和郡山市 介護支援専門員研修(3回目)
 今回も金魚鉢方式で事例検討会をじました。写真は、事例検討会が終わった後、連絡事項の時間。何となく余韻が残っているようです。

 今回は今年度3回目。2回目は、事例検討会ではなく模擬地域ケア会議を金魚鉢方式でやりましたが、金魚鉢の外で客観的に会議の様子を眺める、そういう人を作るのは、本当により勉強になる機会になると思います。

 来年2月に4回目の研修をしますが、それまでの間、地域包括支援センターの職員さんが、地域のケアマネさんの事例検討会を進めてみるそうです。

 いきなりはうまく進めることができないかもしれませんが、場数を踏むことが大切だと思います。

 ボクも金魚鉢の外で客観的に見たいものです。



2013年09月16日(月)
認知症介護指導者養成研修(仙台センター)
 台風の最中の研修でした。外はスゴイ風・・・・ちょうど仙台の東側を通過しているところ。

 年に2~3回、仙台で認知症介護指導者の養成をしています。ボクが担当しているのは、いつものことながら「スーパービジョン」。

 指導者の方々は、それぞれの地域に帰れば、講師を務めることになりますが、なかなかスーパービジョンの講師をするのは難しいようです。

 ボクは、スーパービジョンの講義をする機会は多いけれど、他の講師が行うスーパービジョンの講義を聞いた経験がほとんどないのです。

 講師を養成するためには、講師をする方の講義を聞かないといけないなあと思いながら、なかなかできないでいます。



2013年09月13日(金)
東大阪市 地域包括支援センター職員研修
 東大阪市の地域包括支援センター職員研修の2回目。

 1回目は、「共感的態度と自己覚知を学ぶ」、今回の2回目は、「仲間で支え合うスキルを学ぶ」というテーマで行いました。

 1回目は、対人援助職としての基本的な知識と技術です。今回は、地域包括支援センターの使命ともいえるスーパービジョンですが、包括の職員とはいえ、経験年数が浅い方も多いようで、仲間として、地域のケアマネさんたちを支えられるようにしようと、こういったテーマにしました。

 実際に、演習として仲間で行うスーパービジョンの練習をしてみましたが、なにかコツを掴んでいただけたらと思っています。



2013年09月12日(木)
宮崎県 生活保護ケースワーカー・スーパーバイザー研修会
宮崎空港にあるからくり時計。

神楽時計の全体は日向灘に昇る真っ赤な太陽を象徴し、セピアからブルーのバックの色彩は大地、また青島の「鬼の洗濯岩板」越しに広がる日向灘と空を表現しているそうです。
 からくり人形は、宮崎県高千穂町に伝わる伝統芸能で無形文化財の天岩戸の岩戸神楽をモチーフに手力男命(たぢからおのみこと)あまのうずめの命(みこと)が太鼓の合図にあわせて神楽を舞います。

 高千穂伝説、神秘的ですね。

 さて、10年ぶりの宮崎県入り。生活保護ケースワーカーさんの研修をしてきました。

 事例検討を通して、被保護者への支援、関係者の連携を学びました。

 ケースワーカーさんは、1人で100件ほどのケースを持ち、困難なケースも多いですし疲弊してしまいます。

 仲間で困難を共有し、少しでも負担を軽減してほしいものです。 



2013年09月10(火)
広島県 スーパーバイザー養成研修2日目
 広島県でも昨年度からスーパーバイザー養成研修をしています。今日は2日目。

 初日にスーパービジョンの基本的な理論について話をし、それをイメージするためにビデオ学習をしました。

 2日目はそれを受けて、実際にグループでスーパービジョンをしてみます。
 写真はその風景です。

 グループで事例提供者を1人決め、その人が抱えている問題解決について、グループみんなで考えます。

 いわば、グループを活用したピアスーパービジョン。

 よく、あとで私の事例をを話し合ってほしかったと、事例提供しなかった人たちがおっしゃいます。

 それほど効果があるようです。この進め方や雰囲気を職場に持ち帰っていただければと思います。



2013年09月09日(月)
山口県 スーパーバイザー養成研修応用編1日目
 山口県でもスーパーバイザー養成研修をしています。なんと今年が9期生。熊本が13年ですが、それに継ぎます。よく9年も続いているものです。

 1期生の人たちとはまだ付き合いがあって、ときどき旅行をしたり飲み会をしたりと、ボク自身仲間の一人として集まりに参加しています。

 さて、写真は4日の奈良でのスーパーバイザー養成講座と同じ、基礎編を2か月前に修了し、応用編の1日目、最後の振り返りの場面です。

 皆さん、大人しいのですが、話されている内容を聞くとモチベーションの高さを感じることができます。

 山口の場合は、応用編の2日目は、私とは違う講師が入ります。スーパービジョン事例の事例検討をすると聞いています。

 講師は、やまなみ荘の藤本真樹さん。確か2期生だったかな・・・やはりこの研修の修了生です。



2013年09月04日(水)
奈良県 スーパーバイザー養成講座1日目
 奈良県では、毎年リーダー研修の受講者から希望者を募り、スーパーバイザー養成講座をしています。

 いわばリーダー研修が基礎編、スーパーバイザー養成講座が応用編です。

 7月にリーダー研修をし、2か月ぶりに顔を合わせました。写真は、最後の振り返りをしているところ。

 午前中は、この2か月の間にどのようなスーパービジョンを行ったのか、その報告書をもとにグループで実践報告・情報交換会を行いました。

 それが、まさしく同じ研修を受けている仲間がお互いにスーパービジョンをし合う、いわばピアスーパービジョンの場だったのです。

 あと3回ありますが、皆さんがどのように変化されるのか楽しみです。



2013年08月27日(火)、28日(水)
熊本県 スーパーバイザー養成研修(前期)
 熊本県のスーパーバイザー養成研修を担当して13年目になりました。
 13年もよく懲りもせず雇っていただきました。感謝です。

 研修の日程やプログラムはずいぶん初期とは違って来ました。毎年、研修を重ねていくに従い改善してきたものです。

 数年前から、前期と後期と分け、前期で基本的なことを学習し、職場に帰って実際にスーパービジョンを実践する。後期には、実践報告書を作成し、それを検討する。

 半年後に後期の研修が行われますが、その間、スーパービジョンを意識せざるを得ません。

 スーパービジョンを知っている知っていないにかかわらず、人材を育成したり活用したりといった実践は日頃からしているはずです。それをスーパービジョンだと意識することによって、次第にスーパービジョンになっていくのだと思います。



2013年08月24日(土)、25日(日)
スーパーバイザー養成研修合同フォローアップ研修会
 恒例になったスーパーバイザー養成研修合同フォローアップ研修会が行われました。

 ボクがこの10年来各地で行ってきたスーパーバイザー養成研修の修了者たちが参加しました。

 研修が終了してずいぶん経つから、もう一度思い出し、気持ちを新たにする。そんな「お祭り的」な意味合いがあってもいいと思っています。

 写真は、実行委員たちが考えてくれた手作りのワークショップの風景。
 「スーパービジョンの技術やスキルを身につける ~個々の問題の背景から、組織も視野に入れたスーパービジョン計画を組み立てる~」

 問題が生じると必ず原因がある。しかし、その原因はなかなか1つに特定することができない。背景にはいろいろな原因が絡まっている・・・・

 そうした背景を整えることにもスーパービジョンの意義がある。

 課題も残りましたが、有意義なワークショップでした。具体的に考えてくれた実行委員の皆さま、本当にありがとうございました。

 2日目は、5人の実践報告会。スーパービジョンの先には何があるのか、それを明確にし、成果を結果として積み上げていきたいものです。
 また、スーパービジョンは何も特別なものではない。「普段着のスーパービジョン」を追求していきたいものです。

 来年度は、今年度見えてきた課題に立ち向かう研修会にしたいと思います。



2013年08月20日(火)
三重県紀南地域介護支援専門員 事例検討会
 三重県紀南地域の介護支援専門員さんの研修です。

 紀南地域の3つの地域包括支援センター(熊野市、御浜町、紀宝町)が主催して介護支援専門員さんの研修が行われました。

 この数年、毎年のように紀南には招いていただいていますが、奈良から紀南に向かう道中がすごくいいのです。
 特に、熊野のきれいな海・・・・奈良には海がないので、ボクは、子どもの頃から海を見るとワクワクしてしまいます。少年時代のボクにとっては、海は夏に遊びに行く楽しいところでした。
 でも、海辺に住む人にとっては、決して楽しい思い出ばかりじゃないのだなあって、今の仕事をするようになってからは、つくづく感じるようになりました。心に傷を負ってしまう出来事だっていっぱいある・・・・

 さて、事例検討会は、金魚鉢方式で行いました。こうした方式に慣れていないのか、金魚さんたちも、外で観察しておられる方々も緊張しておられました。

 10月にもう一度やります。何かを対人援助の一番大切なことを体感できるといいですね。 



2013年08月19日(月)
奈良市社会福祉協議会 中堅職員研修
 奈良市社協の一連の中堅職員研修です。

 奈良市社協では、中堅職員研修と位置づけられていますが、参加されている職員さんの姿勢やグループで議論されている内容、私の問いかけへの回答を聞いていると、まさしくリーダー職員です。

 都道府県社協で開催されるリーダー職員研修に参加される方々と同じような実力のある職員さんたちでした。

 階層別研修は、初任者、中堅職員、リーダー職員、管理職員に分かれています。

 ただ、福祉現場の場合は、非常に曖昧です。どの立場の職員を中堅と呼ぶかリーダーと呼ぶか、施設によって解釈は違うようです。それを考えると、施設や法人単位の研修を充実させるのも併せて考えることが大切かもしれません。



2013年08月09日(金)
介護支援ネットワーク協議会・さかい 定例会
 久しぶりに、介護支援ネットワーク協議会・さかい主催の研修をしてきました。

「信頼されるケアマネを目指す面接テクニック」

 80人ほどの方々が来られました。会場が満員で、ロールプレイをするのがたいへんでしたが、熱心に取り組まれていました。

 やはりここでも、面接的テクニックは、小手先のテクニックではないことを話しました。
 確かにテクニックと呼ばれるものはありますが、何を聞いたらいいかわからなければ面接にならないし、聴く態度がなければ、たとえば説得しようという態度では面接になりません。

 ですから、面接テクニックの勉強は、対人援助の総合的な勉強になるのです。

 このことが伝われば幸いです。



2013年08月01日(木)~02日(金)
民生委員・児童委員のための相談技法研修会
 昨年に引き続き、民生委員・児童委員さんのいわゆる傾聴研修をやってきました。
 今年度は、新横浜国際ホテルが会場でした。

 暑い時期に全国からやってこられた100数十名の民生委員さん。本当に熱心で活気があります。

 数は少ないものの、ときどき民生委員さんの研修をさせていただきますが、いつも感心します。

 全国23万人の民生委員さんが、こういった勉強を重ねると、たいへんな力になると思います。

 ボクも高齢の両親を抱え、未成年の娘が孫を育て、いつなんどき、民生委員さんに助けてもらわないといけないかもしれません。

 こんなボクが、民生委員さんのお役に立てれば、とても光栄に感じます。



2013年07月23日(火)~24日(水)
徳島県 中堅職員研修
 徳島駅前にある可愛い像、阿波踊りです。

 7月のこの時期、夜になると阿波踊りの練習をしている賑やかな音がホテルの部屋にも聞こえてきました。何となくワクワク気分になります。

 さて、徳島県では、昨年度からやっている中堅職員研修をしてきました。

 ボクが担当したのはスーパービジョンの部分ですが、今年度から全社協が推進している「キャリアパス」、受講者が自分なりのキャリアデザインを描いていこうとするプログラムも一部取り入れています。

 3か月後には、自分にはそれぞれの職場で何ができるかを計画してみるという宿題が課されました。

 みなさん、数年先を見据えて、デザインできるといいですね。



2013年07月18日(木)
大和郡山市介護支援専門員研修会1日目
 今年も大和郡山市は頑張っています。

 今年は4回シリーズで研修をすることになりました。昨年同様、「当事者理解を深める事例検討会」というテーマです。

 寺子屋風の会場、床に座るので、腰や膝が痛いかもしれませんが、なかなか風情はあります。

 1回目は、当事者理解を深めるための基本的な理論を話しました。何度もお会いしている方も参加されていましたが、初参加のケアマネさんも多かったようです。同じ大和郡山市で働くケアマネさんが、一同に会し、同じ講師の話を聴くこと自体、とても大切なことだと思います。

 同じことが共有できますからね。

 今後の3回に期待しています。



2013年07月14日(日)
奈良市社会福祉協議会中堅職員研修会A-1日目
 昨年度の続きで、奈良市社会福祉協議会の中堅職員研修をすることになりました。今回は2日間。全員が同じ日に研修を受けることができないので、2手に分かれてそれぞれ2日間です。

 昨年度は対人援助の理論的な勉強を中心にしてきましたが、今回は具体的な演習を中心にします。

 写真は、面接のロールプレイをしているところ。面接というと少々堅いイメージがありますが、要するに話を聴く練習です。

 基本的な面接と非常に難しい面接の2通りの練習をしました。

 何かをつかみ取っていただければと思っています。2日目には、一人ずつ感想を聴こうと思っています。



2013年07月12日(金)
厚生労働省 生活保護担当ケースワーカー全国研修会
 平均年齢34歳。たいへん若いケースワーカーたちが500人集まりました。

 8月には保護費の切り下げが行われます。毎度のことながら混乱が予想されます。特に今回は切り下げですから、被保護者からの苦情も当然出てくるでしょう。

 制度として専門性が担保されない現状の中、被保護者とかかわらなければならない。

 誰も好んで困窮したくない。何らかの理由があって経済的にままならない暮らしを余儀なくされる。被保護者の皆さんは、葛藤や不安を抱えています。それが、ときには恫喝となり、ときには罵声となってケースワーカーに向けられます。

 ケースワーカーは、疲弊してしまいます。混乱してしまいます。だからこそ、少しでもかかわる専門性を身につけてほしいし、仲間で支え合ってほしい。 



2013年07月11日(木)
堺市中区 主任介護支援専門員支援部会 最終日
 3月から毎月、5回に渡って主任介護支援専門員さんの研修をしてきました。今回は最終回。最後に記念写真を撮りました。

 対人援助の基本的なことを確認し、スーパーバイザーとして地域の介護支援専門員さんを支えることができるように研修を重ねてきました。

 勉強をし知識や技術を身につけることももちろん大切ですが、その上で、日々の業務をしながらもゆとりをもつこと、そして、地域の方々や支えるべく介護支援専門員さんに寄り添うことができるようになってほしいものです。

 今回の研修で、そのことを学んでほしかった。研修では皆さん、いい顔をされていました。このつながり感や充実感を地域や職場にもって帰ってほしい。そう願っています。  



2013年07月09日(火)~10日(水)
山口県ひとづくり財団 スーパーバイザー養成研修基礎編
 もう9年目になりました。山口県のスーパーバイザー養成研修。

 基礎編は、スーパービジョンの基本的な講義をし、ビデオを見てそれをイメージする。また実際にグループでスーパービジョンをやってみて感覚をつかむ。

 最後には、過去の研修修了者の方々にシンポジストをしていただき、ミニシンポジウムを行いました。ちょっと見えにくいですが写真はその風景です。

 シンポジストの方々には、自分の職場でどのようなスーパービジョンをやってきたのか、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、研修で学んだことがどのように役になっているのかといったことについて報告をしていただきました。

 受講者の皆さんが、一つでも二つでもヒントをつかみ、実践に役立てていただけることを願っています。



2013年07月04日(木)~05日(金)
島根県社会福祉事業団リーダー職員研修(前半)
 数年前にも研修をさせていただいたことがあります。リーダーの世代が変わったのでしょう。また、新しい研修システムができたこともあり、改めて招いていただきました。

 写真は、コーチングについてロールプレイをしているところです。

 コーチングは、相手から気づきを引き出し、自分の意志で物事を決めていくことができるように促す技術。

 答えはその人の中にあるといった考え方に基づいています。

 後半は11月にありますが、スーパービジョンの実践について宿題を出しました。どのような実践をされるのか、楽しみにしています。



2013年07月01日(月)
岐阜県単位民児協幹部研修会
 幹部民生委員・児童委員さんの研修。

 面接技術の研修をしてきました。

 350人と大人数のため、どのように演習をしようかと迷いましたが、逐語形式の資料を読み合わせて、よいところやよくないところを考えるといった方法でやってみました。

 民生委員さんの研修でいつも思いますが、本当に熱心ですね。地域に根ざした民生委員。児童委員さん。地域の人たちにとって最も身近な相談先です。

 ボクの両親も高齢者世帯です。ボク自身にとっても身近な存在になってきました。専門性が少しでも高まるように、少しでも協力できればと思います。

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